ストップトレーリングは危険!?
エントリーしたオーダーが好調で まだまだ伸ばせそう!!
そんな時に役に立つのがSLトレール(ストップトレーリング)。
でも実は、これには罠もあるんです。
手法で決めた以下のSL幅でトレールは禁物
SL(損切り)というのは、小さいからといって、損失が減るわけではありません。
SLを小さくとりすぎることで、簡単に損切りされるようになり勝率が下がり、結果トータルが却ってマイナス。
なんてことはよくあります。
実施しているノウハウのSL基準は、ノウハウに適した値をとっているはずです。
ですので
トレールするSL幅を、この基準値以下に設定するということは、
「損切りされる確立をあげる」という行為にもなります。
これは、トレールをする時点で、
「そのSLでエントリーをしたらどうなるか。」
を考えればわかります。
そのSLエントリーしてと収支がマイナスになるようなエントリーであれば
そのトレーリングは損なSLトレールということです。
逆に、そのエントリーで収支があがるならば、
元の手法のSL自体もっと小さくてすむ可能性が高いということです。
手法で定められた以上の利益を求めるならば、
むしろSL幅はそれ以上を与えてあげるのが理想的だと思います。
でも・・・
「トレールするSL幅が大きいと、結果却って損をするのでは・・・?」
答えは次の項目にあります。
目標TP(利確ポイント)を持たないSLトレールは厳禁
よくある発想が「伸びるとこまでのばしちゃえ!」といったこと。
これ実は、大きく利益を伸ばせるように見えて、トータル収支は赤字になりがちなんです。
実際に自動EAをいくつかつくって試してみると
SLトレールでしか決済方法がない場合、素直に最初の利確ポイントで決済したほうが収支は大きくなります。
※もちろん設定利確ポイントがある程度適切である場合です。br>
それはSLトレールを実施することで、
本来決めたTP値に達していながら、それを下回る決済が発生するからです。
SL決済というのは「損切り」
「これ以上は損はしない」というラインであって、
「利益を伸ばす」目的のラインではありません。
あくまで利益確定は「TPラインによる決済」 です。
SLトレールを実施する場合でも、
必ず次の利益確定地点を明確にした上で、狙った地点で迷いなくTP決済です。
狙いと外れてしまった場合には、やむなくSLトレールによる決済。
ストップロスは いかなる場合も「損切り」目的
利確ポイントは、「利益をだす」ための目的
・目標TPを持たないSLトレールは利益を減らす可能性が大きい
・サポート・レジスタンスを意識しないSLトレールは利益を減らす可能性が大きい
ご注意ください。